【IT用語】半角英数字とは?意味や使い方を解説

目次

半角英数字の定義

半角英数字とは、コンピュータ上で使用される文字の一種で、英字(アルファベット)と数字を含む文字セットのことを指します。

abcABC123

これらの文字は、コンピュータ上での表示や処理が容易であるため、プログラミングやデータ入力など様々な場面で使用されています。

半角とは

半角とは、文字の幅が全角文字の半分であることを指します。

全角文字は、日本語の漢字やひらがな、カタカナなどが含まれますが、半角文字は主に英字(アルファベット)や数字、記号などが含まれます。

半角文字は、コンピュータ上での表示や処理が容易であるため、プログラミングやデータ入力など様々な場面で使用されており、ASCII(アスキー)コードという文字コードによって定義されています。

ASCIIコードは、128種類の文字を表現することができ、そのうち95種類が半角英数字や記号に対応しています。

英数字とは

英数字とは、英字(アルファベット)と数字を合わせた言葉で、アルファベットの大文字(A~Z)と小文字(a~z)、数字(0~9)の合計62種類の文字を指します。

abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
0123456789

英数字は、コンピュータ上での表示や処理が容易であるため、プログラミングやデータ入力など様々な場面で使用されています。

英数字は、英語圏の国々で主に使用される文字であり、日本語の文章でも、メールアドレスやURL、パスワードなどの入力に使用されることが一般的です。

また、プログラミング言語やコンピュータのコマンド入力でも、英数字が主に使用されます。

半角英数字の使い方

半角英数字は、コンピュータやインターネット上での様々な場面で使用されます。

ここでは、パスワード作成時の利用、プログラミングにおける利用、データ入力時の注意点について解説します。

パスワード作成時の利用

セキュリティ上の理由から、パスワードは半角英数字を組み合わせて作成することが一般的です。

半角英数字を使用することで、パスワードの文字数が増え、総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)に対する耐性が向上します。

App314Lookman9

また、大文字と小文字を区別することで、さらにセキュリティを強化することができます。

パスワード作成時には、半角英数字をランダムに組み合わせ、8文字以上の長さが推奨されています。

プログラミングにおける利用

プログラミング言語では、半角英数字が変数名や関数名、クラス名などの識別子として使用されます。

var num = 10

function func(){
  print("Hello World!")
}

半角英数字を使用することで、コードが読みやすくなり、プログラムの可読性が向上します。

プログラミング言語によっては、全角文字を識別子として使用できない場合があります。

そのため、日本であってもプログラミングでは半角英数字を使用することが一般的です。

データ入力時の注意点

データ入力時には、半角英数字を正しく入力することが重要です。

特に、以下の点に注意して入力することが求められます。

大文字と小文字の区別

半角英数字は大文字と小文字が区別されるため、入力時に誤った文字を入力しないように注意が必要です。

メールアドレスやパスワードでは、大文字と小文字が異なると認証に失敗することがあります。

半角スペースの入力

半角英数字と同じく、I Have a Pen.のように半角スペースも正しく入力することが重要です。

半角スペースが誤って入力されると、データの形式が崩れたり、エラーが発生することがあります。

全角文字との混在

データ入力時には、全角文字と半角英数字が混在しないように注意が必要です。

特に、日本語環境では、全角英数字が入力されることがありますが、これらは半角英数字とは異なる文字として扱われるため、エラーや不具合が発生することがあります。

半角英数字と全角英数字の違い

半角英数字と全角英数字は、見た目や使用シーンが異なります。

ここでは、それぞれの違いについて詳しく説明します。

文字幅の違い

半角英数字は、その名前の通り、全角英数字の半分の幅を持つ文字です。

全角英数字は、日本語の漢字やひらがな、カタカナと同じ幅を持ちます。

abcABC123
abcABC123

このように文字幅が大きく異なるため、文章中で半角英数字と全角英数字を混在させると、文字のバランスが崩れることがあります。

文字コードの違い

半角英数字と全角英数字は、異なる文字コードで表現されます。

半角英数字は、ASCIIコードと呼ばれる文字コードで表現されることが一般的です。

一方、全角英数字は、日本語文字コードの一種であるShift_JISEUC-JPUnicodeなどで表現されます。

このため、半角英数字と全角英数字は、コンピュータ上では異なる文字データとして扱われます。

使用シーンの違い

半角英数字は、パスワードの作成やプログラミング、データ入力など、幅広いシーンで使用されます。

特に、英語圏の国では半角英数字が主に使われるため、国際的なやり取りにおいては半角英数字が一般的です。

一方、全角英数字は、主に日本語の文章中で使用されることがあります。

全角英数字は、漢字やひらがな、カタカナと同じ幅を持つため、文章によってはバランスが整います。

しかし、全角英数字は、半角英数字に比べて入力が煩雑になることがあったり互換性を持たせづらいため、パスワードやプログラミングなどではあまり使用されません。

以上のように、半角英数字と全角英数字は、文字幅や文字コード、使用シーンの違いから、それぞれ異なる特徴を持っています。

適切なシーンで適切な英数字を使い分けることが重要です。

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