この記事では、printf関数を用いたchar型の値の表示方法まで詳しく解説します。
初心者でもわかりやすく、サンプルコードも豊富に用意していますので、ぜひ参考にしてください。
char型をprintf関数で表示する方法
C言語において、文字はchar型、文字列はchar型の配列として扱われます。
まずは、char型の変数や配列をprintf関数で表示する方法について解説します。
%cフォーマット指定子を使った表示方法
char型の変数をprintf関数で表示する場合、%cフォーマット指定子を使用します。以下は、char型の変数chをprintf関数で表示する例です。
#include <stdio.h>
int main() {
char ch = 'A';
printf("%c\n", ch);
return 0;
}
上記のプログラムを実行すると、文字’A’が出力されます。
%dフォーマット指定子を使った表示方法
char型の変数や配列は、整数値としても扱うことができます。
そのため、%dフォーマット指定子でも表示することが可能です。以下は、char型の変数chを%dフォーマット指定子で表示する例です。
#include <stdio.h>
int main() {
char ch = 'A';
printf("%d\n", ch);
return 0;
}
上記のプログラムを実行すると、文字'A'
に対応したASCIIコード65
が出力されます。
char型の配列をprintf関数で表示する方法
char型の配列をprintf関数で表示する方法について解説します。
%cフォーマット指定子を使った表示方法
まずは、%cフォーマット指定子を使った表示方法です。%cフォーマット指定子は、char型の変数や配列の要素を1文字だけ出力するために使用されます。
以下は、char型の配列を%cフォーマット指定子を使って1文字ずつ出力する例です。
#include <stdio.h>
int main() {
char str[] = "Hello";
int i;
for (i = 0; str[i] != '\0'; i++) {
printf("%c ", str[i]);
}
return 0;
}
上記のプログラムでは、”Hello”という文字列がchar型の配列strに格納されています。forループでstr配列の各要素を1文字ずつ取り出し、%cフォーマット指定子を使って出力しています。
実行結果は以下のようになります。
H e l l o
%sフォーマット指定子を使った表示方法
次に、%sフォーマット指定子を使った表示方法です。%sフォーマット指定子は、char型の配列全体を出力するために使用されます。
以下は、char型の配列を%sフォーマット指定子を使って全体的に出力する例です。
#include <stdio.h>
int main() {
char str[] = "Hello";
printf("%s", str);
return 0;
}
上記のプログラムでは、”Hello”という文字列がchar型の配列strに格納されています。printf関数で%sフォーマット指定子を使ってstr配列全体を出力しています。
実行結果は以下のようになります。
Hello