C言語の演算子「%」について解説します。
この演算子は剰余(あまり)を求めるために使用されます。C言語で整数同士の割り算を行う場合、「/」演算子が使われますが、その結果から余りを求める場合は「%」演算子が必要です。
目次
%演算子とは何か?
%演算子は、C言語で使用される二項演算子の一つです。
この演算子は、左辺を右辺で割った余りを返します。
例えば、10 % 3 の場合、10を3で割った余りが1なので、結果として1が返されます。
%演算子は整数型(intなど)に対して使用することができ、小数を扱える型(float, double)では使用することが出来ません。
また、0で割ることは出来ないため注意が必要です。
%演算子の使い方
%演算子は、割り算の余りを求めるために使用されます。また、数値を特定の範囲に収めるためにも使用することができます。
割り算の余りを求める方法
例えば、10 ÷ 3 の余りを求めたい場合、以下のようなコードを書くことができます。
int a = 10;
int b = 3;
int c = a % b; // cには1が代入される
このように、%演算子は左辺(a)を右辺(b)で割った余り(1)を返します。
数値を特定の範囲に収める方法
次に、数値を特定の範囲内に収める方法です。例えば、0から99までしか許容しないプログラムがあった場合、
int num = 105;
num %= 100; // numには5が代入される
このような計算をすることでで、num変数は必ず0から99の間におさまるようになります。
つまり、「%」演算子は割り算の余りを求めるだけでなく、数値を任意の範囲内に丸める際にも使われています。
これら2つの用途以外でも%演算子は様々な場面で応用できる便利な演算子なのが%
です。