地域指定のゴミ袋はなぜ現金のみでしか買えないのか?詳しい理由を解説

ふと、自治体に指定されているゴミ袋を購入しようと思ったら、ゴミ袋だけ現金で支払うことになった人もいるのではないでしょうか。

なぜかキャッシュレス決済と会計が別になって面倒で感じている人もいるはずです。

まとめて会計してくれたらいいのにと思うかもしれませんが、そうしないといけないのにはちゃんと理由があるのです。

今回は地域指定のゴミ袋をなぜ現金以外で購入させてくれないのか解説していきます。

目次

地域指定のゴミ袋の購入で現金以外使えないわけ

地域指定のゴミ袋を現金以外で購入できないのは主に以下のような理由があります。

  • 委託販売されているから
  • 決済手数料で赤字になる

委託販売されているから

地域指定ごみ袋は、自治体が指定した特定のお店でのみ販売されているのが、一般的です。地域指定ゴミ袋の売り上げはゴミ処理などに用いられる税金として扱われるため、どのお店でも自由に扱っている商品ではありません。

コンビニはスーパーなど地域指定のゴミ袋を販売しているお店は、ごみ袋の販売に対して委託手数料をもらっていますが、地域指定のゴミ袋の売上は全て自治体に行くため利益が残りません。

そのため、この後詳しく解説している「決済手数料で赤字になる」という理由で、現金以外を受け付ける理由がないのです。

決済手数料で赤字になる

私たち利用者にとっては非常に便利なキャッシュレス決済ですが、現金以外のキャッシュレス決済はお店側が決済手数料を負担しています。

キャッシュレス決済は、売上金額に応じてお店側が決済手数料を支払うのが、加盟店契約で義務付けられているのが一般的です。

しかし、地域指定のゴミ袋の売上はお店側に利益が1円も発生しないため、ゴミ袋の売り上げに対する決済手数料を負担してしまうと、地域指定のゴミ袋を売れば売るほどお店が赤字になってしまうのです。

自治体によってキャッシュレス決済における決済手数料の扱いは異なりますが、基本的には地域指定のゴミ袋の支払いに現金以外の支払い方法を受け付けることは難しいのです。

以上の理由から、地域指定のゴミ袋の購入では現金以外の支払い方法が使えないのが多いです。

自治体がキャッシュレス決済を認めている場合は問題ない

自治体がキャッシュレス決済で地域指定のゴミ袋を購入することを認めている場合は、その地域のどのお店でもクレジットカードや電子マネーなどで購入することができます。

現在はキャッシュレス決済が急速に普及しているため、昔は現金以外認めなかった市区町村でも、現在はキャッシュレス決済で地域指定のゴミ袋を購入できるようになっていることが増えてきています。

地域指定のゴミ袋をキャッシュレス決済で購入できるということは、お店側が負担することになる決済手数料の問題も解決している可能性が高く、私たち利用者からしても安心してクレジットカードがデビットカードなどを使って地域指定のゴミ袋を購入できます。

一部店舗のみキャッシュレス決済が認められていることもある

地域して布袋を販売している全てのお店でキャッシュレス決済を認めている自治体もあれば、一部のお店でのみキャッシュレス決済で地域指定のゴミ袋を購入できることを認めていることがあります。

これに関しては自治体によって異なるので、「今住んでいる地域の市区町村名 ごみ袋 キャッシュレス決済」で調べるといいでしょう。

まとめ

  • 自治体がキャッシュレス決済を認めている場合は、地域のどのお店でもクレジットカードや電子マネーなどで地域指定のゴミ袋を購入できる。
  • ただし、一部のお店のみがキャッシュレス決済を受け付けている場合もあるため、事前に確認が必要。

目次