コンビニの年賀状はなぜ現金以外で購入できないのか解説

コンビニでは年末が近づいてくる12月頃になると年賀状を取り扱うようになります。

しかし、コンビニで年賀状を買おうとしたら現金以外使えなくて困った、疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

クレジットカードやデビットカード・スマホ決済などのキャッシュレス決済で年賀状を買わせないようにしているのにはちゃんと理由があるのです。

そこで今回は、コンビニの年賀状を現金以外で購入できない理由について解説していきます。

目次

コンビニの年賀状を現金以外で購入できないワケ

コンビニの年賀状を現金以外で購入できないのは、大きく分けて以下の3つの自由があります。

  • 切手が印刷されているから
  • 利益が出ないから
  • 赤字になるから

切手が印刷されているから

コンビニの年賀状には、切手が印刷されています。

切手は郵便料金を支払うために使用されるものであり、換金性があるほか、熱心な収集家もいることもあって金券として扱われることが多いのです。

クレジットカード会社やスマホ決済提供事業者などは、金券の決済を加盟店契約で禁じていることがほとんどです。

そのため、現金以外の支払い方法を受け付けることが難しいのです。

利益が出ないから

コンビニは年賀状をお店の個人的な事情で仕入れているのではなく、郵便局から委託されて委託販売しています。

委託販売では委託手数料をお店がもらうことはできますが、委託されて販売している商品の売り上げは、基本的に全て郵便局側に行くため、一切利益が出ません。

利益が出ないだけならまだいいのですが、キャッシュレス決済特有の事情があり、その事情がお店側に大きなダメージを与えることになる(赤字を作る)ため、現金以外の支払いを認めていないのです。

赤字になるから

年賀状をキャッシュレス決済で購入できるようにしてしまうと、コンビニにとっては赤字になってしまいます。

クレジットカードやスマホ決済などの多くのキャッシュレス決済は、売上金額に対して一定の手数料をお店側が負担する仕組みになっています。

この仕組み自体はごく普通のことであり、商品の売上の利益の部分から差し引いて支払っているのですが、肝心の利益が年賀状の販売では1円も発生しません。

利益が1円もないのに決済手数料を負担しないといけないことになると、年賀状売れば売るほど赤字になってしまい、お店側にとってメリット一つもないのです。

そのため、年賀状の販売では現金以外受け付けないようにしており、クレジットカードやスマホ決済などが使えないようになっているのです。

一部のコンビニではキャッシュレス決済で年賀状を買える

コンビニで年賀状を購入する際、現金以外の支払い方法を利用することができるお店もあります。

代表的なのがファミリーマートセブンイレブンです。この2つのコンビニでは一定の条件であればクレジットカードやスマホ決済を使用することが可能です。

ファミリーマート

ファミリーマートでは、ファミペイかファミマTカードを利用することで、切手が印刷されている年賀状(年賀はがき)を購入することができます。

ファミペイは、スマートフォンのアプリで利用できる電子マネーサービスで、ファミマTカードは、ファミリーマートのポイントカードであり、電子マネー機能も備えています。

ファミペイとファミマTカードはどちらもファミリーマートが提供しているキャッシュレス決済サービスであり、キャッシュレス決済サービス特有の問題である決済手数料を気にする必要がありません。

そのため、ファミリーマートでは、ファミリーマートが独自に発行しているスマホ決済サービスのファミペイとクレジットカードのファミマTカードで年賀状を購入することができるのです。

セブンイレブン

セブンイレブンでも、nanacoを利用することで、切手が印刷されている年賀状(年賀はがき)を購入することができます。

nanacoは、セブンイレブンのポイントカードであり、電子マネーとして使用することも可能です。

nanacoはクレジットカードを使ってチャージすることもできるので、間接的にクレジットカードを使って年賀状を購入することもできます。

セブンイレブンでキャッシュレス決済での年賀状購入したい場合はnanacoを準備しておくといいでしょう。

郵便局の年賀ハガキはキャッシュレス決済で購入できる

郵便局では、コンビニとは異なり、キャッシュレス決済など現金以外の支払い方法で年賀ハガキを購入することができます。

郵便局は2020年のオリンピック開催をきっかけにキャッシュレス決済に対応しました

利用できるキャッシュレス決済サービスは以下の通りです。

クレジットカード
  • JCB
  • VISA
  • マスターカード
  • アメリカンエクスプレス
  • ダイナースクラブ
  • UnionPay
電子マネー
  • iD
  • WAON
  • QUIC Pay
  • Kitaca
  • Suica
  • PASMO
  • TOICA
  • manaca
  • ICOCA
  • SUGOCA
  • nimoca
  • はやかけん
スマホ決済
  • ゆうちょPay
  • au Pay
  • d払い
  • Jcoin
  • LINE Pay
  • メルペイ
  • PayPay
  • 楽天Pay
  • Alipay
  • WeChat Pay

かなりいろんな種類のキャッシュレス決済サービスに対応しているので、クレジットカードや電子マネーなどで年賀状を購入したい人は、郵便局で買うといいでしょう。

ネットショップなどの年賀はがきもキャッシュレス決済で買える

郵便局の年賀ハガキだけでなく、Amazon楽天市場Yahoo!ショッピングなどのネットショップでもクレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスを使って年賀はがきを購入することができます。

これらの年賀はがきには、切手が印刷されていないため、コンビニのように現金での購入が制限されることはありません。

年賀状はコンビニ以外でもいろんなお店で購入できるので、現金はあまり持ち歩かないような人は郵便局やネットショップなどを利用するといいでしょう。

まとめ

  • セブンイレブンファミリーマートであれば、指定のキャッシュレス決済サービスで年賀状を購入できる
  • 郵便局では、切手が印刷されている年賀ハガキをキャッシュレス決済で購入できる

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