【拡張子.mpg】MPEG動画ファイルについてかんたんに解説

MPEGファイルは、映像や音声を圧縮するために使用されるファイル形式の一つです。

この形式は、高品質な映像や音声を小さなファイルサイズで保存することができ、インターネット上での共有やストリーミングに適しています。

この記事では、MPEGファイルの基本的な概念や種類、利用方法について詳しく解説します。

目次

mpegファイルとは何か?

mpegファイルとは、Moving Picture Experts Groupの略称で、動画や音声を圧縮するためのフォーマットの一つです。

1990年代に開発され、現在でも広く使われています。

mpegファイルは、高い圧縮率を実現することができ、高画質な映像を小さなファイルサイズで保存することができます。

また、多くのメディアプレーヤーで再生することができるため、広く普及しています。

mpegファイルの特徴

mpegファイルは、動画や音声を圧縮するためのファイル形式の一つです。

以下に、mpegファイルの特徴について詳しく解説します。

圧縮形式

mpegファイルは、動画や音声を圧縮するために使用される形式の一つです。

圧縮形式には、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4などがあります。

MPEG-1は、VCD(ビデオCD)やMP3などで使用され、MPEG-2は、DVDや放送などで使用されます。

MP3はMPEG-1 Audio Layer-3の略称です。

また、MPEG-4はインターネット上での動画配信や携帯電話などで使用されます。

ファイルサイズ

mpegファイルは、動画や音声を圧縮するため、ファイルサイズが小さくなります。

そのため、ストレージ容量を節約することができます。

また、インターネット上での動画配信などでも、ファイルサイズが小さいため、高速なデータ通信が必要なくなります。

品質

mpegファイルは、圧縮されたファイルであるため、元の動画や音声と比べると、品質が劣る場合があります。

しかし、MPEG-2などの高品質な圧縮形式を使用することで、元の動画や音声に近い品質を保つことができます。

また、MPEG-4では、高品質な圧縮が可能であり、高画質・高音質な動画や音声を配信することができます。

mpegファイルの種類

mpegファイルには、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4の3つの種類があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

MPEG-1

MPEG-1は、1993年に制定された最初のMPEG規格です。

主にVCD(ビデオCD)や、初期のDVDに使用されていました。

ビデオCDは、CD-ROMに映像を記録する方式で、MPEG-1の圧縮方式を採用しています。

MPEG-1は、ビットレートが低く、画質が劣るため、現在ではあまり使用されていません。

MPEG-2

MPEG-2は、1995年に制定されたMPEG規格の2番目のバージョンです。

主にDVDや、地上デジタル放送、BS・CSデジタル放送などに使用されています。

MPEG-2は、MPEG-1よりも高いビットレートで、高画質な映像を扱うことができます。

MPEG-4

MPEG-4は、1998年に制定されたMPEG規格の4番目のバージョンです。

主にインターネット上での動画配信や、携帯電話などのモバイル端末での動画再生に使用されています。

MPEG-4は、MPEG-2よりも高い圧縮率で、小さなファイルサイズで高画質な映像を扱うことができます。

また、音声や画像、テキストなどのマルチメディアデータを一つのファイルにまとめることができるため、多様な用途に使用されています。

mpegファイルの再生できるソフトウェア

mpegファイルを再生するには、専用のメディアプレイヤーが必要です。

以下では、代表的な3つのメディアプレイヤーでの再生方法を紹介します。

Windows Media Player

Windowsに標準で搭載されているWindows Media Playerでも、mpegファイルを再生することができます。

デフォルトで対応しているため、関連付け設定をほかのビデオプレイヤーに変更していない限り、mpegファイルをダブルクリックするだけで再生可能です。

VLC Media Player

VLC Media Playerは多くのファイル形式に対応しており、mpegファイルの再生も可能です。

QuickTime Player

QuickTime Playerは、macOSに標準で搭載されているメディアプレイヤーです。

こちらも標準でmpeg形式に対応しているため、別途コーデックのインストールなどをしなくても再生可能です。

mpegファイルの利用例

mpegファイルは、その圧縮形式と品質のバランスが良いため、様々な用途で利用されています。

DVDビデオ

DVDビデオは、映画やドラマなどの映像作品を収録したディスクです。

DVDビデオには、主に映像データをmpeg-2形式で圧縮したものが収録されています。

このため、DVDビデオを再生するには、mpeg-2形式に対応した再生機器が必要です。

インターネット動画配信

インターネット上で動画を配信する際にも、mpegファイルが利用されています。

特に、YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトでは、mpeg-4形式で圧縮された動画が多くアップロードされています。

mpeg-4形式は、圧縮率が高く、高画質な動画を小さなファイルサイズで配信することができます。

mpegファイルの欠点

mpegファイルは、高品質な映像を圧縮してファイルサイズを小さくすることができるため、多くの場面で利用されています。

しかし、欠点もあります。

まず、圧縮された映像は、元の映像よりも画質が劣ることがあり、高品質な映像を圧縮する場合は、適切に設定しないと画質の劣化が顕著になります。

目次