コンビニでハガキを現金でしか買えない理由や、切手が金券扱いされる理由、そして将来的にクレジットカードでの購入が可能になる可能性について解説します。
コンビニのハガキを現金でしか買えない理由
切手が印刷されているため
コンビニで販売されているハガキは、切手が印刷されているため、現金以外の支払い方法では購入することができません。
切手は金券扱いとされており、一般的に現金での支払いが必要です。
そのため、コンビニで販売されているハガキも現金のみでの購入となっています。
ハガキそのものは問題ない
切手が印刷されていないハガキ(後で切手を用意するタイプのハガキ)は、他のお店やネットショップなどでも販売されています。
ハガキそのものが金券扱いされているわけではないため、クレジットカードや電子マネーなど、様々な支払い方法を選ぶことができます。
切手が印刷されていないハガキは、一般的な商品として扱われるため、支払い方法に制限はありません。
切手が金券扱いされるワケ
切手が金券扱いされる理由にはいくつかの要素があります。
換金性が高い
切手は、郵便局で郵便物を送る際に必要なものですが、その切手には換金性が高いという特徴があります。
切手は期間限定のデザインのものが数多くあり、その多くが再販されることがない希少な切手です。そのため、切手の収集家が一定数おり、その影響で切手を買い取る金券ショップも少なくありません。
そういった影響もあって切手は換金性が高く、金券扱いとされているのです。ただし、最近は換金性が低くなってきているので、換金性を理由にキャッシュレス決済を禁止するコンビニは将来減るかもしれません。
クレジットカードの現金化に悪用される恐れがあるため
切手が金券扱いされるもう一つの理由は、クレジットカードの現金化に悪用される恐れがあるからです。
クレジットカードを持っていると、そのカードで商品を購入したり現金を引き出したりすることができますが、換金性に優れている切手を使えば、クレジットカードのショッピング枠の現金化に使うこともできてしまいます。
そのため、切手を金券として扱い、現金のみの対応にすることで、クレジットカードの現金化を防ぐ役割を果たしているのです。
郵便局のみ例外的にクレジットカードで切手を購入できる
一般的には、コンビニなどで切手を購入する際には現金のみが受け付けられます。しかし、郵便局では例外的にクレジットカードで切手を購入することができます。
クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済は、利用金額に応じた一定の手数料を支払うのですが、コンビニでは切手を販売しても利益にならず、赤字にしかなりません。
しかし、切手は郵便局から発行販売されているものであるため、決済手数料と利益の事を考えなくても問題ないのです。そのため、郵便局では、例外的に切手が印刷されたハガキをクレジットカードで購入することが可能です。
ただし、郵便局でもクレジットカードでの切手購入には制限があります。一般的には、10万円以下の金額であればクレジットカードが使用可能です。
それ以上の金額の切手を購入する場合は、現金での支払いが必要となります。
将来的にクレジットカードが使えるようになる可能性はある
現在、コンビニでのハガキの購入は現金のみで行われていますが、将来的にはクレジットカードや電子マネーなどの支払い方法でも購入できるようになる可能性があります。
その理由を見ていきましょう。
クレジットカードの現金化そのものは違法ではない
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードを使って現金を手に入れることを指します。
この行為自体は違法ではありませんが、クレジットカード会社や金融機関からはあまり好ましく思われていません。
切手が金券としての価値を失えば
現在、コンビニで販売されているハガキには切手が印刷されています。
切手は金券としての価値があり、換金性が高いため、クレジットカードの現金化に悪用される恐れがあります。
そのため、コンビニでは現金のみでの購入となっています。
しかし、将来的に切手の販売数の増加・収集家の減少が進むと、換金性が高い金券としての価値を失う可能性があります。
最近では、切手の換金性が低下してきており、クレジットカードの現金化に悪用されるリスクも減ってきています。
コンビニでもクレジットカードや電子マネーで購入できるようになる可能性
もし切手が金券としての価値を失えば、コンビニでもクレジットカードや電子マネーなどの支払い方法で、切手が印刷されたハガキを購入できるようになる可能性があります。
ただし、この可能性はまだ未来の話であり、具体的な時期や方法はわかりません。
将来的には、クレジットカードや電子マネーの普及に伴い、コンビニでもさまざまな支払い方法でハガキを購入できるようになるかもしれません。
その際には、より便利でスムーズな購入が可能になるでしょう。
まとめ
- 現在のコンビニのハガキは現金のみで購入できる理由は、切手が金券としての価値があり、クレジットカードの現金化に悪用される恐れがあるためです。
- 切手の換金性が低下してきており、将来的には切手が金券としての価値を失う可能性があります。
- 切手が金券としての価値を失えば、コンビニでもクレジットカードや電子マネーで購入できるようになる可能性がありますが、具体的な時期や方法はまだわかりません。