別のところにあるテキストやファイルなどをカンタンに複製できるコピーペースト機能。
いつものようにコピペしようとしたらなぜか貼り付けられない問題に遭遇したことはないでしょうか。
そこで今回は、Windows11でコピペできない問題の原因や対処法について解説していきます。
Windows11でコピペできない原因
ソフトウェアが不具合を起こしている
ペースト先のソフトウェアが不具合を起こしていると、コピペに失敗することがあります。
この場合は一度ソフトウェアを再起動してみることをお勧めします。
問題のソフトウェアを再起動することで、コピーペーストできない不具合が解決する可能性があります。
もし再起動しても解決しない場合は、Windows を再起動するなどほかの方法を試してみることをおすすめします。
コピー禁止のサイトからコピーしようとしている
一部のサイトでは、コピー禁止となっている場合があります。
その場合、当然テキストを選択してもコピーできません。
手入力でテキストを写すようにしましょう。
元からペーストできない場所にコピペしようとしている
一部のソフトウェアでは、特定の場所にコピーできない設定になっていることがあります(パスワード入力欄などがたまにペーストできない仕様になっています)。
コピーペーストできない以上はどうしようもないので、この場合はキーボードで手入力するようにしてください。
Windowsが不具合を起こしている
かなりレアケースですが、Windows11が不具合を起こしていてコピーペーストできない(Ctrl+CやCtrl+Vが効かない)状態になることがあります。
何らかの不具合でコピペできない問題が発生していた場合は、Windows を再起動することでほとんど解決します。
コピぺの不具合に限らず、心当たりのない不具合はWindows を再起動することで治ることがあるので、最後に Windows をシャットダウン・再起動したのかいつか覚えていない場合はこの機会に一度再起動してみることをおすすめします。
クリップボード機能そのものが不具合を起こしている
何らかのトラブルでクリップボード機能が障害を起こしてフリーズすることがあります。
Ctrl+C
を押してもコピーされない、Ctrl+V
を押してもテキストが貼り付けられない、ファイルやフォルダをコピーできない場合は、クリップボードをリセットしてみてください。
クリップボードのリセットコマンドプロンプトを用いて以下の手順で行えます。
Windowsでクリップボードをリセットする方法をご説明します。
- タスクバーの「スタート」ボタンを右クリックします。
- 「ターミナル(管理者)」をクリックします。
- 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
echo off | clip
これでクリップボードの中身がリセットされて、Windows を起動した直後の状態に初期化できました。
これで問題なくコピペできるようになった場合、クリップボード機能そのもののトラブルが原因で、コピペできなくなっていた可能性が高いです。
セキュリティソフトが干渉している
セキュリティソフトは、キーロガー攻撃などから個人情報やパソコンを守るためにクリップボードを監視しています。
ですが、そのクリップボードの監視機能でトラブルが発生していた場合、正常にコピーペーストが行えないトラブルが起きることがあります。
Windows標準のセキュリティ機能で起きることはめったにありませんが、マカフィーやノートなどサードパーティ製のセキュリティソフトを導入している場合、一時的にセキュリティを機能をオフにしてみるといいでしょう。
オフにすると問題なくコピーペーストできるようになった場合は、セキュリティソフトの干渉が原因です。
基本的にはセキュリティソフトの再起動、もしくは Windows の再起動で解決しますが、全く解決しない場合はほかのセキュリティソフトに乗り換えるのを検討してみるといいかもしれません。
Windows アップデートで直ることもある
Windows11では頻繁に Windows アップデートが配信されていますが、Windows Update が原因で発生する不具合に遭遇することも珍しくありません。
もし、Windows Update が入ってからコピペがおかしくなってきたのであれば、Windows Update が原因である可能性があります。
通常のアップデートならクリップボードの不具合が残ったままアップデート配信されることはほとんどないですが、Windows Insider programでDevチャネルやベータチャネルのアップデートを行っているとクリップボードの不具合が残ったままのアップデートを行ってしまう可能性があります。
Windows Insider Programは、Windows11搭載予定の機能をいち早く利用できるメリットがありますが、不具合に遭遇しやすいデメリットもあるので注意してください。