この記事では、Bandicamを使っているときに起こるさまざまな問題とその解決方法について詳しく説明します。
例えば、Bandicamが起動しない、録画画面が真っ黒になる、音声が録音されないなどのトラブルに対する対処法を紹介します。
初心者の方でもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Bandicamが起動しない
Bandicamが起動しない場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、主な対処法を紹介します。
再インストールの手順
まず最初に試すべきは、Bandicamの再インストールです。
以下の手順で行います。
コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を選び、Bandicamを見つけてアンインストールします。
Bandicamの公式サイトにアクセスし、最新のインストーラーをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
再インストール後、再度Bandicamを起動してみてください。
互換性の設定
Bandicamが起動しない場合、互換性の設定を変更することで解決することがあります。
以下の手順で設定を行います。
デスクトップやスタートメニューにあるBandicamのアイコンを右クリックします。
メニューから「プロパティ」を選びます。
上手く開けない場合、タスクバーにBandicamを登録しておき、それを右クリック→
を右クリック、 で開けます。プロパティウィンドウの上部にある「互換性」タブをクリックします。
「このプログラムを互換モードで実行する」にチェックを入れ、ドロップダウンメニューから適切なWindowsのバージョンを選択します。
同じウィンドウ内で「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェックを入れ、「適用」をクリックします。
設定後、Bandicamを再起動してみてください。
管理者として実行
Bandicamが起動しない場合、管理者権限で実行することで問題が解決することがあります。
以下の手順で行います。
- Bandicamのアイコンを右クリック: デスクトップやスタートメニューにあるBandicamのアイコンを右クリックします。
- 「管理者として実行」を選択: メニューから「管理者として実行」を選びます。
これにより、必要な権限が与えられ、Bandicamが正常に起動する可能性が高まります。
もしこれでも起動しない場合は、他の対処法を検討する必要があります。
Bandicamが強制終了する
Bandicamを使用していると、録画中にソフトが強制終了したり、動作が停止したりすることがあります。
このような問題が発生した場合、以下の対処法を試してみてください。
ソフトの再起動
まず最初に試すべきは、Bandicamを再起動することです。
ソフトが一時的なエラーを起こしている場合、再起動することで問題が解決することがあります。
Bandicamを完全に終了させてから、再度起動して録画を試みてください。
パソコンの再起動
Bandicamの再起動で問題が解決しない場合、次にパソコン自体を再起動してみましょう。
パソコンのメモリやリソースが一時的に不足している場合、再起動することでリフレッシュされ、正常に動作する可能性があります。
最新バージョンのインストール
Bandicamのバージョンが古い場合、バグや互換性の問題が原因で強制終了することがあります。
公式サイトから最新バージョンをダウンロードし、インストールすることで、既知の問題が修正されることがあります。
常に最新のソフトウェアを使用することは、安定した動作を保つために重要です。
セキュリティソフトの影響
セキュリティソフトがBandicamの動作を妨げている場合もあります。
特に、リアルタイム保護機能が有効になっていると、録画中にBandicamが強制終了することがあります。
一時的にセキュリティソフトを無効にしてからBandicamを使用してみて、問題が解決するか確認してください。
ただし、セキュリティソフトを無効にする際は、他のリスクに注意し、必要な場合はすぐに再度有効に戻すことを忘れないようにしましょう。
録画画面が真っ黒になる
Bandicamを使用していると、録画した画面が真っ黒になってしまうことがあります。
この現象は、いくつかの原因によって引き起こされることが多いです。
以下に、主な原因とその対処法を解説します。
コンテンツ保護の影響
一部のコンテンツ、特にBlu-rayやDVD、ストリーミングサービスなどでは、著作権保護のために録画が制限されていることがあります。
これを「コンテンツ保護」と呼びます。
コンテンツ保護が施された映像を録画しようとすると、Bandicamは映像をキャプチャできず、結果として録画画面が真っ黒になることがあります。
この場合、Bandicamではこの保護を解除することはできませんので、他の方法で録画するか、別のコンテンツを選ぶ必要があります。
ブラウザの設定
Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザを使用している場合、ハードウェアアクセラレーションが有効になっていると、録画画面が真っ黒になることがあります。
これを解決するためには、ブラウザの設定を変更する必要があります。
具体的には、ブラウザの設定メニューから「ハードウェアアクセラレーション」を無効にすることで、録画が正常に行えるようになる場合があります。
設定を変更した後は、ブラウザを再起動してから再度録画を試みてください。
グラフィックドライバーの更新
古いグラフィックドライバーが原因で、録画画面が真っ黒になることもあります。
グラフィックドライバーは、パソコンの映像処理を担当しているため、最新のドライバーに更新することで、問題が解決することがあります。
ドライバーの更新は、デバイスマネージャーから行うことができます。
具体的には、「ディスプレイアダプター」を選択し、右クリックして「ドライバーの更新」を選びます。
最新のドライバーをインストールした後は、パソコンを再起動してからBandicamを使用してください。
DirectXのインストール
DirectXは、Windowsのマルチメディア機能を向上させるためのAPIです。
Bandicamが正常に動作するためには、最新のDirectXがインストールされている必要があります。
DirectXが古い場合、録画画面が真っ黒になることがあります。
最新のDirectXをインストールするには、Microsoftの公式サイトからダウンロードし、インストールを行います。
インストール後は、パソコンを再起動してからBandicamを再度起動し、録画を試みてください。
これらの対処法を試すことで、録画画面が真っ黒になる問題を解決できる可能性があります。
もし問題が解決しない場合は、他の録画ソフトを検討することも一つの手です。
音声が録音されない
録画した動画に音声が含まれていない場合、いくつかの原因が考えられます。
ここでは、音声が録音されない問題を解決するためのポイントを解説します。
ミュート設定の確認
まず最初に確認すべきは、パソコンや録画対象のアプリケーションがミュートになっていないかどうかです。
特に、ゲームや動画再生ソフトでは、音声がミュート設定になっていることがよくあります。
以下の手順で確認しましょう。
- パソコンの音量設定を確認: 画面右下の音量アイコンをクリックし、音量が適切に設定されているか確認します。
音量がゼロになっている場合は、スライダーを上げて音量を調整します。
- アプリケーションの音声設定を確認: 録画対象のアプリケーション(ゲームや動画プレイヤーなど)の音声設定を確認し、ミュートになっていないかチェックします。
- 外部デバイスの確認: ヘッドフォンやスピーカーが正しく接続されているか、またはそれらのデバイス自体がミュートになっていないかも確認します。
Bandicamのオーディオ設定
ミュート設定に問題がない場合、次にBandicamのオーディオ設定を確認する必要があります。
Bandicamでは、録音する音声のソースを選択することができます。
以下の手順で設定を確認しましょう。
Bandicamを開き、メイン画面に移動します。
メニューから「ビデオ」タブを選択し、その中の「詳細設定」をクリックします。
「キャプチャー詳細設定」セクションで、基本オーディオデバイスが正しく設定されているか確認します。
通常は
で大丈夫ですが、正しく録音されない場合は、現在使用しているデバイスを直接指定するようにしましょう。また、マイク音声が乗らない場合は、音量設定もチェックしておきましょう。
設定を変更した後、実際に録画を行い、音声が正常に録音されるか確認します。
これらの手順を踏むことで、音声が録音されない問題を解決できる可能性が高まります。
もしそれでも問題が解決しない場合は、Bandicamの再インストールや、最新バージョンへのアップデートを検討してみてください。
録画した動画で音ズレが発生する
録画した動画で音ズレが発生することは、特にゲーム実況やオンラインセミナーの録画において非常にストレスを感じる問題です。
この現象は、録画時の設定や使用しているコーデックによって引き起こされることが多いです。
以下に、音ズレの原因とその対処法を詳しく解説します。
ビデオ設定の確認
音ズレの原因の一つとして、ビデオ設定が適切でないことが挙げられます。
特に、フレームレートの設定が重要です。
Bandicamでは、録画時にフレームレートを設定することができますが、これが適切でない場合(設定に対してスペックが不足している場合)、音声と映像の同期が取れなくなることがあります。
- フレームレートの設定: Bandicamの設定メニューから「ビデオ」タブを選択し、フレームレートを確認します。
一般的には、30fpsまたは60fpsが推奨されます。
特にゲーム録画の場合は、60fpsに設定することで滑らかな映像を得ることができます。
フレームレートの設定を変更する場合は、すぐ下にある
をクリックします。- CFR(Constant Frame Rate)優先の設定: Bandicamのオプションで「CFR優先」を選択することで、一定のフレームレートで録画することができます。
これにより、音声と映像の同期が取りやすくなります。
コーデックの変更
録画した動画の音ズレが解消されない場合、使用しているコーデックの設定を見直すことも重要です。
コーデックは、音声や映像を圧縮・解凍するための技術であり、適切なコーデックを選ぶことで音ズレを防ぐことができます。
- ビデオコーデックの変更:
Bandicamの「ビデオ」タブから、フォーマット設定を開き、使用するビデオコーデックを変更します。
これに変更することで、録画した動画の音声と映像の同期が改善される可能性があります。
これらの設定を見直すことで、録画した動画の音ズレを解消し、より快適な視聴体験を提供することができるでしょう。
音ズレが発生した場合は、まずはこれらの設定を確認し、適切な調整を行うことをお勧めします。
すべての録画が真っ黒になる
Bandicamを使用して録画を行った際に、すべての録画が真っ黒になってしまう現象は、いくつかの原因が考えられます。
この問題を解決するためには、以下のポイントを確認してみましょう。
動画再生ソフトの問題
録画した動画が真っ黒で表示される場合、まずは使用している動画再生ソフトに問題がある可能性があります。
Bandicamで正常に録画が完了していても、特定の再生ソフトがその動画を正しく再生できないことがあります。
以下の手順を試してみてください。
別の動画再生ソフトを使用する
VLC Media PlayerやPOT Playerなど、他の再生ソフトをインストールして試してみましょう。
これにより、再生ソフトの互換性の問題を回避できます。
再生ソフトの設定を確認する
使用している再生ソフトの設定を見直し、ハードウェアアクセラレーションの設定を無効にすることで、再生が正常になる場合があります。
録画モードの変更
Bandicamには、録画モードがいくつか用意されています。
録画モードによっては、特定のアプリケーションやゲームのキャプチャがうまくいかないことがあります。
以下の点を確認してみましょう。
ゲーム録画モードの使用
ゲームを録画する場合は、ゲーム録画モードを選択することをお勧めします。
このモードは、ゲームのキャプチャに最適化されており、真っ黒になる問題を回避できることがあります。
画面録画モードの利用
ゲーム以外のアプリケーションを録画する場合は、画面録画モードを選択してみてください。
これにより、アプリケーションのウィンドウ全体をキャプチャすることができます。
Windows Media Playerの互換性
特にWindows Media Playerを使用して録画した動画を再生する際に、真っ黒になる問題が発生することがあります。
この場合、以下の対策を試してみてください。
コーデックの確認
Windows Media Playerが対応していないコーデックで録画された場合、再生時に問題が発生することがあります。
コーデックをAV1・HEVCにしていて真っ黒になる問題が起きていた場合は、一度H264に変更してみるといいでしょう。
互換性モードの設定
Windows Media Playerを右クリックし、「プロパティ」から「互換性」タブを選択し、互換性モードを設定することで、再生が改善されることがあります。
これらの対策を試すことで、すべての録画が真っ黒になる問題を解決できる可能性があります。
問題が解決しない場合は、Bandicamのサポートに問い合わせることも検討してみてください。