有名な Web ブラウザであるMicrosoft Edge と Google Chrome。
ふと、どっちが軽くて使いやすいのか気になったことはないでしょうか。
今回は、Microsoft EdgeとGoogle Chromeどっちが軽くて動作しやすいのか、そもそも差はあるのかどうかについて解説していきます。
EdgeとChromeブラウザそのものの違いではほとんど変わらない
実のところ、Microsoft Edge と Google Chrome では根本的な性能の違いはほとんどありません。
Microsoft Edge と Google Chrome はどちらも Chromium と言うソフトウェアを土台にして開発されており、基本性能には差がないのです。
違いがあるのは設定項目の数や他のサービスの連携機能などであり、根本的なブラウザとしての性能はほとんど違いはありません。
細かく見ると差はありますが、体感できるパフォーマンスの差についてはほとんどありません。
使用している拡張機能で大きく変わる
Microsoft Edge・Google Chrome のパフォーマンスですが、実際のところ使用している拡張機能によって大きく変わってきます。
ブラウザをより使い込んでいくと拡張機能を導入していくことになりますが、拡張機能による負荷は思っているも大きいものが多く、拡張機能をどれくらいで入れているかどうかでウェブサイトの読み込み速度やメモリ使用量などが大きく変わったりします。
拡張機能を何も導入していない Microsoft Edge・Google Chrome 同士だと、大してパフォーマンスに差はありません。
設定を細かくいじれる人ならEdgeのほうが軽くしやすい
Microsoft Edge は Google Chrome に比べて用意されている設定項目が非常に多いです。
Google Chrome は設定項目が非常に少ないので、ブラウザの細かな設定をせずに使う分にはかなり優秀ですが、パフォーマンス関係の設定を個別に行うのであれば話は別です。
Google Chromeはパフォーマンスに関わる設定はほとんど用意されておらず、自分の使い方に合わせてパフォーマンス設定を変更することがほとんどできません。
それに対して Microsoft Edge は、
- パフォーマンスを落とす代わりに電力消費を節約する
- ゲームプレイ中はEdgeの処理性能を落として不要な負荷を抑える
- しばらく使っていないタブを自動的にスリープ状態(処理しない状態)にする時間の設定
などなど。
直接パフォーマンスに関係する設定を変更できるようになっています。
初期設定のまま Microsoft Edge を使うのであれば、体感できるパフォーマンスはGoogle Chrome とたいして変わりませんが、細く設定するなら Microsoft Edgeの方がパフォーマンスは少し高くなるでしょう。
使い勝手で選ぶのがおすすめ
現在の Microsoft Edge は、Google Chrome と同じChromiumをベースに開発されているため、根本的な性能に差はありません。
Microsoft Edge・Google Chrome どちらでも使える、ブラウザのパフォーマンスを改善する拡張機能がたくさんリリースされているので、それらをうまく使えばEdge と Chrome のパフォーマンスの差を気にするのはほとんど意味がなくなることでしょう。
なので、Gmail や スプレッドシート・YouTube などGoogle 関連のサービスをよく使用するならGoogle Chrome、Microsoft Office などMicrosoft製品を使っているなら マイクロソフト Office 製品との連携が強いMicrosoft Edgeを使うといったように、自分にとって使いやすいほうはどちらかという観点で選ぶのがおすすめです。
Edge・Chromeのパフォーマンスを改善する拡張機能
せっかくなので Microsoft Edge・Google Chrome で使用できるパフォーマンス改善に期待できる拡張機能をいくつか紹介しておきます。
Fastr
ウェブページの表示速度の高速化であれば、Fastrを入れるだけで一発です。
同じ Web サイトを閲覧する際、同じデータを何回も読み込みを行っているのですが、そういった無駄な読み込みは全てカットすることで、ウェブページの表示速度を大幅に高速化してくれる拡張機能です。
ウェブページの表示速度改善であればFastrを入れるだけで他は必要ないので、まだ導入していない人は導入してみるといいでしょう。
導入後、試しにこのサイトの記事を何度か適当に開いてみるといいでしょう。読み込み速度がかなり早いはずです。
Tab Suspender
Microsoft Edge・Google Chrome の使用で悩まされるのは、タブをたくさん開い続けていることによるメモリ使用量です。
タブをたくさん開きぱなしにしておきたいけどメモリを圧迫して困るという人は、Tab Suspenderを使いましょう。
Tab Suspenderは使用していないタブのメモリを定期的に開放してくれる拡張機能で、重くなってくるたびにメモリ解放ボタンを押すといった面倒な作業が不要な拡張機能です。
常にバックグラウンドで動かし続けたいサイト(YouTubeを音声だけ流すなど)は勝手にメモリを解放しないようにすることもできるので、こちらもMicrosoft Edge・Google Chrome のパフォーマンス改善においてオススメできる拡張機能の1つです。
Edge・ChromeのパフォーマンスはFastr・Tab Suspenderで解決!
Microsoft Edge・Google Chrome の速度・メモリのパフォーマンスなどはFastr・Tab Suspenderの2つを導入しておけば十分です。
やみくもに拡張機能を入れるとそれが原因で重くなってしまうことが多いので、何をどのようにすればいいのかよく分からない人はFastr・Tab Suspenderの二つだけ入れておく事をおすすめします。