イカの精子が危険と言われる理由!最悪は手術が必要になることも

イカの精子が危険と聞いたことはないでしょうか。

アニサキスが危険とされているのは有名な話ですが、実は精子も危険であり、それどころかアニサキスよりも危険です。

そこで今回は、イカの精子が危険とされている理由について解説していきます。

目次

イカの精子とは?

イカは交尾をしない生物です。

しかし、イカの雄は精巣で作られた精子を特殊な器官である精莢(せいきょう)という細長いカプセルに詰めています。

この精莢は精莢嚢(のう)と呼ばれる袋に蓄えられています。

イカの雄は精莢を雌に渡すために、腕のうち1本または2本だけを精莢を渡す器官に変形させることができ、精莢を雌に渡すことで、交尾をセずに繁殖することが可能なのです。

イカの精子が危険とされる理由

イカの精子は、口の中に刺さると危険なことがあります。

イカの交尾は行われないため、雄のイカは精莢と呼ばれる細長いカプセルに詰められた精子を雌に渡すために特殊な腕を持っています。

口の中に精子塊が刺さる

イカの精子塊は、静止画刺激されると勢いよく射出されますが、この精子塊が口の中に刺さってしまうと、激痛が走ることがあります。

精子塊は小さな突起があるため、刺さると痛みを感じることが多いです。

精子塊は簡単には抜けない

イカの精子塊は、口の中に刺さるとなかなか抜けにくい特徴があります。

精子塊には返しがついており、引っ張っても抜けにくいようになっています。

そのため、自然に抜けることは難しく、最悪の場合は摘出手術が必要になることもあります。

精子塊が深く刺さってしまった場合や、自分で取り除くことができない場合は、医師に相談しましょう。

精子塊が刺さると摘出手術が必要になることも

イカの精子が口の中に刺さると、非常に痛みを伴うことがあります。

精子塊が刺さると、舌や口の中の粘膜にダメージを与え、激しい痛みが走ることがあります。

精子塊は、一度刺さると簡単には抜けません。

イカの精子は釣り針のような返しがあり、刺さった場所から自然に抜けることはほとんどありません。

自然に抜けないだけでなく、手で抜くことも難しいため、精子塊が刺さった場合は、摘出手術が必要になることもあります。

摘出手術では、専門の医師が精子塊を取り除くために口の中を切開し、精子塊を取り出します。

ですので、イカを食べる際にはイカの精子が含まれている精莢嚢を除去して食べることが大切です。

イカの精子はどこにある?

精莢と呼ばれる肝のようなとこに入っている

イカの精子は、イカの体内にある特別な部位に保管されています。

その部位は「精莢(せいきょう)」と呼ばれ、イカの肝臓のような場所に存在します。

精莢は細長いカプセルのような形状をしており、中には精子が詰まっています。

基本的にイカの精莢は食べる部位ではないので、自分でイカをさばく際は必ず除去するようにしましょう。

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