コンビニコーヒーにはリン酸塩が含まれている
このような噂を耳にしたことはないでしょうか。
初めて聞いた人からすると、そもそもリン酸塩は何なのか、体に入れても大丈夫なものなのかという認識だと思います。
今回は、コンビニコーヒーにはリン酸塩が含まれているのかどうか、そもそもリン酸塩とは何かについて解説していきます。
コンビニコーヒーにリン酸塩が含まれている噂はデマ
先にいっておくと、コンビニコーヒーにリン酸塩が含まれている噂はデマです。
そもそもの噂の出所が「ファミレスコーヒーに増量目的でリン酸塩が含まれている」という疑惑でした。
しかしこの噂もただのデマで、デマ情報に振り回されてしまった人が「コンビニコーヒーもリン酸塩が含まれているのかもしれない」というデマが広がってしまったのです。
実際にはファミレスのコーヒー・コンビニのコーヒーどちらもリン酸塩は含まれておらず、ただのはた迷惑なニュースだったというワケです。
コンビニコーヒーにはリン酸塩が含まれていないので、コンビニコーヒーを買うときはリン酸塩のことは考えず飲みたいコーヒーを買うといいでしょう。
そもそもリン酸塩とはなにか?
おそらく、コンビニコーヒーにリン酸塩が含まれているかもしれないという噂を聞いて不安になっている人は、漢字を読み間違えて塩酸と読んで、コーヒーに塩酸が含まれているのではないかと勘違いしていたりしないでしょうか。
塩酸ではなくリン酸塩であり、全くの別物です。
そんなリン塩酸ですが、実はいろんな食品に使われている添加物で、以下のような役割を果たしています。
- 乳製品における乳化剤としての役割
- 変質防止剤として冷凍食品の変質を防ぐ
- 肉類の加工食品を長持ちさせる
このような役割があり、スーパーなどで販売されているさまざまな食品に使用されています。
どれくらいリン酸塩摂取すると過剰摂取になる?
リン塩酸について、過剰摂取すると健康被害が出るという情報も聞いたことがあるかもしれません。
リン酸塩を過剰摂取すると健康被害が出るという情報はデマではなく本当ですが、具体的にどれくらい摂取したら健康被害が出るのか調べたことはあるでしょうか。
ではどれくらい食べると過剰摂取になるのかについてですが、成人の場合はリン酸塩が多く含まれているソーセージだと毎日0.5kg(約25本)程度食べると過剰摂取になる可能性が高いです。
1日で1.2kg(約60本)食べると耐用上限量を超えるためかなり危険です。
ですが、よっぽど暴食する生活を毎日していない限り、過剰摂取の条件を満たす人は少ないでしょう。
普通に食生活をする程度なら気にする問題ではありません。
そもそもコンビニコーヒーはリン酸塩が含まれていないので気にする必要はない
リン酸塩について少し解説しましたが、大前提としてコンビニコーヒー・ガムシロップやミルクにはリン酸塩が含まれていません。
仮にリン酸塩を入れたとしても製造コストが上がって利益が減るので、メリットが一切ないことをやりたがるコンビニはいないでしょう。
コンビニのコーヒーにリン酸塩は含まれていないので、リン酸塩が含まれているの?どうしよう…と不安になっていた人は今後も気にせずコンビニでコーヒーを飲むといいでしょう。